検索エンジンに表示される順位を上げるために自動生成されたブログを
スプログ(スパム+ブログ)と言うんだそうな。
Googleとかは、これを排除するためにアルゴリズムを変えたりしてる。
もちろんスプログはGoogleのアルゴリズムを意識して排除されにくいように作られてる。
こういうGoogle対SEO(検索エンジン最適化)の争いは
永久に続くいたちごっこだと思われてきたけど、実際そうではないことに気がついた。
「人間が書いたみたいな文章を自動生成する側」
と
「それを人間が書いたものかどうかチェックする側」
の戦いは長期的に見れば、チェックする側が圧倒的に不利だ。
チェックする技術も日々向上してるけど
結局のところ「人間にできて機械にはできないこと」は減る一方だ。
まあたとえば遠い将来、
人類がチューリングテストをパスするようなプログラムが作れるようになれば
まったく勝負にならない。
実際このゲームはもっと早い段階で決着がつくはず。
チェックする側も人間じゃなくプログラムだし、事前に書かれた文章を読むだけで
チューリングテストのように質問はできない。
じゃあ時期はどうだろう。
僕は既にGoogleの検索結果の質が落ち始めている気がする。
たとえばプログラム言語のAPIを検索したとき
公式ドキュメントの劣化版みたいなページがトップにくることがよくある。
昔はこんなじゃなかったと思う。
どこまで悪くなるかはちょっと判断が難しい。
所詮SEOはGoogleの寄生虫であって、Googleが潰れたらビジネスにならない。
そういう意味では
「なんか最近、質落ちたよねー」
って所までしか行かないかも。
あるいは仕手筋が絡んでGoogleを潰しに行く可能性もある。
まあ、そっち系は専門じゃないから「可能性もある」としか言えないけど。