本業は医者なんだけど小説家でもあるとかいう人が居る。
でも逆はあんまり聞かない。
まあどっちが本業なのかよく判らんから
医学部卒の文学者は居るが文学部卒の医者は居ないと言うべきか。
とにかく、こういう非対称性があるって事は
餅は餅屋ってのが正しいかどうかは、ジャンルによるって事だと思う。
この事にはいろんな要素が絡んでいる。
そもそも医者なんてのは資格の要る仕事だからというのもあるだろう。
でも資格さえあれば十分医者が勤まるって作家はやっぱり極端な例外だろう。
どうも全体的な傾向として
結果が曖昧で証明が必須ではないジャンルの権威ってのは
実はそれほど凄くないって事が多いような気がする。
逆に、反証が容易なジャンルの権威は
「反証されうるならとっくにされてる」
という状態なのだと思う。