科学的態度というのは
「簡単に断言しないこと」
だと僕は思ってる。
まれではあるけど定説が覆されることもある。
なんでまれかというと
そっち系の人は簡単に定説だとは認めないから。
でもそこには
「どれだけ確認したら確実と言えるか？」
っていう居心地の悪さがある。
有名なのは大陸移動説あたりかなあ。
最初は
「大西洋の東と西の海岸線が似てる。
これってもとは一つだったのが分かれたのでは！？」
って言って
なぜ動くかも説明できないんだからそりゃトンデモだ。
これに対して「簡単に断言しない態度」で接するなら
「絶対にありえないとは言えない仮説の一つ」
ということになるんだけど
そんなの星の数ほどあって、だいたい間違ってる。
それが後々
「ほぼ間違いのない定説」
になった。
科学的態度というのは一貫してるもんだけど
科学的事実というのは時代を通じてブレがある。
そういうもんだと思う。
補足：
そういう意味じゃ、あらゆる質問に対して
「分かりません」
って答えるのが究極の科学的態度ってことになっちゃうけど
（そうすればブレることもない！）
それじゃ何の役にも立たねえし。
結局最後は博打なんだよなあ。
