と言ったのは僕が最初ではないはず。
ただその理由は少し曖昧なままになっている気がする。
よく言われる「ソフトの世界で一番の基礎だから」というのは勿論正しい。
でも僕はそれだけじゃないと思ってる。
結局のところ、可読性は主観の問題だ。
可読性に関する議論は政治家同士の話し合いに似ており
その一方で
「こう書くと４バイト短くなるよ」
とか
「こうすればメインループが１サイクル速くなる」
とかいうのは、スポーツに近い。
「今更アセンブラが役に立ちますか？」
などと言わないで欲しい。
ボールを蹴るのが上手くても実社会では意味がない。
それでもボールを蹴るのが上手くなろうと頑張った経験には意味がある。
可読性に関する議論は、ある種の面白味があるし
僕が今後ここで何かを書くこともあると思う。
でもその前に
「どうせそこには『４バイト短い』とか『１サイクル短い』といった客観的事実はない」
ということを再確認しておきたい。
「こう書けば可読性が高いと思っている人がここに一人居る」
というだけ。
しかも、インターネットという
「多数派に見える人たちが本当に多数派かどうか怪しい世界」
での話だ。
