奇妙な記事を見かけた。
タイトルが
「量的緩和は景気を悪化させる」
で
「量的緩和の本質は中央銀行が金融商品を買うこと」
という前提で話を進めているのだけど
量的緩和はマネーサプライを増やすことで
何を買うかはあんまり関係ないだろ。
まあ普通は金融商品を買うんだろうけど
政府が国債を発行してその金でケチャップを買って
その国債を日銀が買えば
それは日銀がケチャップを買って政府に渡したのと一緒だ。
それでカゴメとかが儲かり
カゴメの社員と下請けと下請けの社員が儲かり
社員達がよく行く飯屋が儲かる。
その飯屋がオムライスを作るなら当然さらにケチャップを買うだろう。
マネーサプライが増えればインフレになるから
無制限にはできないんだけど
それは同時にデフレ対策として有効ということでもある。
補足:
ケチャップの元ネタはベン・バーナンキが
「日銀はケチャップでも買え」
って言ったって話。