日本が為替操作してるって批判されてるって話を
はてブでいくつか見たけど、たぶん少し偏ってると思う。
ドイツのメルケル首相の「懸念」が「批判」として紹介されたりとか。
そもそも金融緩和して通貨が安くなるのを為替操作と見なすなら
「こっちの通貨が相対的に高くなるから金融緩和止めろ」
って要求するのも為替操作だろ。
どうせ為替操作なんて必要に応じてやってきたんだよ。これまでずっと。
プラザ合意とかそうじゃん。
たとえばメルケル首相が
「輸出が止まったベンツがまったく売れん。なんとかしちくり」
って言ってきたなら、そういう為替操作に協力してやってもいいさ。
そしてその先にくる円高は、ドイツのための円高だ。
で、こないだの円高は誰のための円高だったんだ？
日銀の説明を真に受けるなら
あれは外国のためにやったのではなく
何だか知らないが不可避なものだったということで
正直僕は
「つまり日銀がアホだったからということか」
と思うのだけど、実際どうだろうねえ？
たとえば日銀は
アメリカ企業に対してドル高のメリットを力説したりしてないよね。
実は円高のメリットなんて
子供騙しだと分かってたんじゃねえのって気もする。
やっぱりあれはどこか外国のための円高だったのだとしたら
それを国民が知らんのは大きな問題だ。
補足：
ちなみにプラザ合意は政治家が決めて
もちろん各国中央銀行もそれに協力したはず。
中央銀行の独立性なんて
それを望む人も居るって程度の話。
