昨日の補足で
「知らない単語であっても、それが多義的でなければ問題ない」
って書いたけど
ネイティブスピーカが簡単だと思うような単語ほど多義的で難しい気がする。
たとえば
- I am fed up a bit.(僕はちょっとうんざりしてる)
- I am slightly reluctant. (僕はやや億劫だ)
を較べると、ネイティブスピーカは前者を簡単だと思うんじゃないかな。
でも外国語として英語を勉強してるなら後者の方が簡単だ。
「slightly」とか「reluctant」とかは、知らなきゃ辞書をひけば済む。
それに対して前者は
「I am fed a bit の中に副詞 up が入ってるのかも」
とか
「I am fed の後ろに前置詞句 up a bit がついてるのかも」
とか悩ましい。
だから
「ネイティブスピーカは日常的にXXX語しか使ってない」
みたいな話もあるけど
でもその英語は「外国人にとっては難しい方の英語」なんだよ。
ボキャブラリが10000語に届くあたりから小説を読むのが急に楽になったって
昨日書いたけど、それ以前のレベルならば
小説や雑誌より、マニュアルや論文を読む方が楽だと思う。