たとえば工学部なんてのは
少なくともある程度は役に立ってるはずだと思うけど
しかし工学部の教授が
「今の日本の大学に不要な学部などない」
と言うなら
それは日本の工学にとって危険だと思う。
役に立たない分野を切り捨てた後であれば
「学問が衰退することは問題だ」
と言えるのだけど
今あるもの全部込みなら
「象牙の塔だから一度更地にするのも悪くない」
という話にもなりうると思うよ。
補足:
STAP騒動は生物学者達によって問題点を指摘されたから
生物学全体が疑われることはなかった。
ソーカル事件はアカデミズムの中からの告発だったから
ごく一部の分野が切り捨てられるだけで済んだ。
自浄作用が働き始めるのが遅ければ
より広い範囲を見捨てざるを得ない。