akasaka_34の日記

ネトウヨと呼ばれた男の日記。しかし頻度から言えば週報ぐらい。

国債は実質的に何なのか分からないということが分かった

国債というのは何だ?
ある人は「国が借りてる借金だ」と言う。
またある人は「借金ではない。少なくとも我々個人にとっての借金とは違う」と言う。
あるいは「よく分からん」と言う人も居る。

僕の頭の中でもモヤモヤしていたのだが
最近、考える時間に恵まれたのでスッキリした。

とにかく期限がある。その点は普通の借金と同じ。
そのとき起こりうる事は

1. デフォルト。日本の場合、ほぼありえない。返せないなら4になるはず。
2. 新たな国債を発行してその金で返す。これはいわば保留で、最終的には以下の二つのどちらかになる。
3. 予算の中から返す。普通の借金と同じ。この場合、100万円の国債は100万円ぶんの増税(または歳出削減)を前借りしたものだったということになる。
4. 日銀が買い取る。この場合、国債は「これから刷る札の引換券」のようなものだったということになる。100万円の国債は日銀によって現金100万円と交換される。

3と4のどっちになるかは国債が国債である状態では、まだ決まってない。

「借金だ」というのも「借金ではない」というのも嘘ではないが
「よく分からん」という人が一番隙がない。

ところで、今、日本で国債が多いから消費税増税して返すって話が出てるけど、これが確定すると
「つまりあれは『これから刷る札の引換券』ではなかった」
ということで、量的金融引き締めと同じ効果があって、さらなるデフレ・円高の原因になるはず。

補足:
利息について書いてなかったな。
でも新たに国債発行して利息支払いに充てることもできるから
どのみちそれも「よく分からん」ということになる。

補足2:
最後に
「量的金融引き締めと同じ効果があって、さらなるデフレ・円高の原因になる」
と書いたけど、消費税増税はインフレの原因でもあるわけだよなあ。
円高になりつつ、デフレは打ち消されるか?
デフレ・インフレに関しては、要再考だ。