親が何を望んでいるか察しなければならなかった子供は
それによって他人の気持ちを察するのが上手になるかというと
そうはならない。
察して欲しがる人は正解を示さないから。
男女も同じことで
「私は嫌だったんだけど」
って言いたがる女の人と一緒にいるよりも
そうじゃない女の人と一緒にいた方が
そういう女の人を含めて理解できるようになる。
補足:
「レモンかけないで」
って何回も言われりゃ子供でも学習するけど
一緒に唐揚げ食うとなぜか不機嫌になる人の気持ちは分かりにくい。
しかし何度か
「レモンかけないで」
って言う人と一緒に唐揚げを食べると
「あーあれは『レモンかけないで』って意味だったのか」
と気付くようになる。
補足2:
僕自身、ヨーロッパにいた時に
日本人女性の不可解な行動が
理解できるようになった部分がある。
補足3:
察して欲しがる親に
「どうしたい?」
と聞かれても
子供は本当にしたいことを言うわけにはいかない。
そういう環境で育てば別の誰かに
「どうしたい?」
と聞かれても
したいことを答えられないから
その子も察して欲しがる人間になりやすいと思う。
補足4:
そして
察して欲しがる女の人が
察して欲しがる母親になり
「私は嫌だったんだけど」
って言いたがる女の人が
「あなたのために我慢してる」
って言いたがる母親になるんだろう。
だからこれは
「性的な趣味は人それぞれ」
で済まされる話じゃない。
補足5:
これは女性に限った話ではないのだけど
若い女性が
「察して欲しい」
と思うのは容認されてしまうことが多い。
男がそんな我儘を言ってもそう簡単には通らん。