中央銀行の独立性尊重=インフレ抑止
って前提になってるウェブページをいくつか見かけたんだけど
そういうもんでもないだろう。
パピエルマルクのインフレを止められなかったのは
中央銀行の独立性が高かったせいだというのは
インフレ・デフレを語る上であたりまえの知識だと思うのだけど
違うのだろうか。
独立してるってことは要は
「胸先三寸で勝手にやりますよ」
ってことで
インフレになるとかならないとかデフレになるとかならないとか
特に決まってないはず。
補足:
これを政府がコントロールする場合
民主主義かそうでないかでずいぶん話が違う。
民主主義の場合は
普通の人が「まあそれでいいんじゃね」って言う範囲に収まるはず。
でなけりゃ政権交代するからね。
補足2:
あとユーロみたく政府と通貨が一対一対応してない場合も
まるで事情が違う。
補足3:
パピエルマルクのインフレは
http://en.wikipedia.org/wiki/Hyperinflation_in_the_Weimar_Republic
によれば
「世界初でもヨーロッパ初でもないし、最大でもないが
最も顕著(prominent)なケースとして興味を引く」
だそうだ。